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訪米中の交通違反(3) _1207 

法律ノート 第1207回 弁護士 鈴木淳司
Apr.6, 2020

 中国やイタリアでは、コロナ問題が峠を越したということで、本当かどうかはわかりませんが、かなり外出をはじめている様子がニュースで報道されています。実際にウイルス問題が峠を超えているのであれば、長いトンネルの終わりを見ているようで、励まされます。ただ、アメリカでは感染拡大が止まっていません。一人ひとりが協力している外出自粛が、功を奏すると良いのですが。

訪米中の交通違反(3) _1207 

 さて、前二回考えてきた「カリフォルニア州に日本から旅行に来ていた者です。車を借りてスピード違反の切符をきられてしまいました。切符を切られたときに、英語があまり話せなかったのですが、後日連絡があると言われました。日本に戻り、待っているのですが6ヶ月経っても何も連絡がありません。また、アメリカに旅行に行く予定にしているのですが、この切符の件が不安です。何か私から対応する方法はないのでしょうか」という質問の今回は最終回です。

反則金を払わないと裁判になり、出頭が必要

 交通切符を支払わずに時間が経ってしまったときの対応を今回は考えておきたいと思います。通常は、反則金を納付すれば、裁判にはならない(争いたい場合には裁判ができる)という手続となっており、これはアメリカも日本も変わりません。日本でいう青切符の場合ですね。

 問題は反則金を払い忘れた、払わなかった、という場合です。この場合アメリカでは裁判となります。必ず切符に出頭日が書いてありますので、本来であればその日に裁判所に行き、申し開きをしなければなりません。その日に支払いを終えても良いのですが、どちらにしても出頭が必要になります。

 そして、その日に出頭しないと、勾引状(Warrant)が裁判所から出されることになります。この状態になってしまうと、簡単にクレジットカードで支払いを済ませることができません。あくまでも、本人が出頭しなければなりません。交通事件なので、弁護士に委任して代理として出廷してもらうか、ご自身で行くかのチョイスになります。各州の手続きに違いがあるかもしれませんが、少なくともカリフォルニア州では本人出廷が必要になってきます。一旦出廷してしまえば、そのときに罰金を払うなりすれば手続きを終了させることができます。ですので、放置されている場合でも、ちゃんと対応すれば問題は深刻になりません。

 一回の出廷で終わるわけですから、わざわざアメリカに飛行機で日本から来るのも大変ですので、そのときは、逮捕された場所の近くの弁護士に一回の出廷に限るということで、委任するのが手っ取り早いかもしれません。交通事件では本人が出廷しなくても、多くの場合弁護士の出廷で対応が可能です。

再訪米前に記録をクリアーにしておく

 また、次回アメリカに入国する際には、一応交通事件であれ記録をクリアーにしておくのが良いと思います。現状ではかなりの刑事関係事件が、移民行政の記録と紐付けされていますので、不測の二次的拘束を入国管理の段階で避けるために、事前に弁護士に委任しておくのが良いと思います。

起訴されたら、一年後でも裁判所の記録に残る

 それから、時々違反から時間が経てば時効などで、許されると思われているような話も聞きます。しかし、いったん起訴されている段階だと、その起訴は原則としてそのまま残ります。起訴されていない場合、検察が起訴するかどうかを決めるのは、カリフォルニア州では原則事件送致から一年なのですが、いったん起訴をされると一年経っても、それは裁判所の記録に残ります。ですので、面倒臭がらずに対応をしておくのが良いかと思います。

 あとは留学生などが、友人に頼んで処理をしてもらうとすることはたとえば罰金の支払いについては良いと思いますが、身代わりの出廷などは決してしてはいけません。かりにバレたときには、罪に問われます。気軽に考えないほうが良いかもしれませんね。

 以上で今回の質問に対するお答えとしたいと思います。もし他にも似たような事例や、今回の法律ノートで気づいたことやさらに質問があればいつでも法律ノート宛(question@marshallsuzuki.com)にメールをください。

 今は、自宅待機の方も多いと思います。もちろん仕事や勉学などが気になるところですが、自宅でじっくりできる読書などポジティブに考えて生活していきたいですね。

 また次回は新しくいただいている質問を考えていきたいと思います。できるだけ自分の身の回りの衛生と自己の体調管理をしながらまた一週間がんばっていきましょうね。


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訪米中の交通違反(2) _1206 

法律ノート 第1206回 弁護士 鈴木淳司
Mar 31, 2020

 COVID-19ウイルスの猛威はアメリカを含め世界で広がりが止まりません。先日の志村けんさんの他界にはショックを受けました。ウイルスで死者が出ているといっても抽象的な話で済ましてしまう部分がありましたが、テレビで馴染んだ有名人がこの世からウイルスのためにいなくなる、というのはある意味日本の人たちも現実的に状況を捉えるきっかけになっているのではないでしょうか。またCOVID-19とは別のウイルスでも死人が出ているとか。一体いつ終わりが見えるのでしょうか。ため息が出てしまいますね。

訪米中の交通違反(2) 1206

 さて、前回から「カリフォルニア州に日本から旅行に来ていた者です。車を借りてスピード違反の切符を切られてしまいました。切符を切られたときに、英語があまり話せなかったのですが、後日連絡があると言われました。日本に戻り、待っているのですが6ヶ月経っても何も連絡がありません。また、アメリカに旅行に行く予定にしているのですが、この切符の件が不安です。何か私から対応する方法はないのでしょうか」という質問を考えはじめました。

切符から管轄の警察や裁判所を調べる

 前回、2つの可能性が考えられるということは理解されたと思います。

一つは、警察が事件化しない場合、もう一つは裁判所の通知が郵便事情で届かない場合、ということでした。今回続けて考えていきましょう。

まず、スピード違反などで切符を切られると(アメリカでは、受け取るものは黄色の長細い切符が一般的)、その切符に「何時、どこの裁判所」に出頭するように、という記載があります。

この記載はマニュアル的に記載されますが、事件になると「どこの裁判所」で審理がなされるのか記載があります。また、その切符にはどこの警察が切符を切ったのかも記載があります。これらの情報がヒントになります。

まずは、この警察や裁判所の情報をインターネットで確認して、できれば電話連絡をして事件化されているのか、裁判となっているのかを確かめる必要があります。警察で事件化されていないことが確かめられれば、そこであとは何もすることはありません

一方で、裁判となっている場合には対応が必要になります。

切符を紛失してしまったら

 なお、切符を紛失してしまった、ということもあると思います。その場合には、どこの警察が切符をきったかというのは、なかなかわかりにくいものです。

高速道路であれば、カリフォルニアハイウェイパトロール(CHP)の可能性が高いですが、カリフォルニア州には、シェリフ(保安官)が取締をする場合もありますし、郡や市にも警察が設置されている場合もあります。

したがって、どこの行政かを探すよりは、捕まった場所を管轄する裁判所の交通部門に連絡するのが一番手っ取り早いということになります。

 また、最近では交通事件でもオンラインで事件を探すこともできるシステムを導入している裁判所もあります。

まずは、切符に書いてある情報、捕まった場所をもとに、インターネットで裁判所を検索するのが良いと思います。

 裁判所に電話をするとなかなか取り合ってもらえなかったりすることもあります。また、すべて英語で対応しなければならないので、大変かもしれません。しかし、交通事件になっていれば、情報はありますので、根気よく対応をするしかないと思います。

その裁判所近くの弁護士に委任することも考えられますが、まずは情報を探すだけの作業ですので、自分でできる限りのことはするべきだと思います。

Warrant(勾引状)が出ていたら

 かりに情報がもらえて、罰金を払えば良いという状況であれば、すぐに罰金を納付すれば事件は終了します。最近ではクレジットカードでも支払いができる場合もあるので、すぐに対応してしまえばよかろうと思います。

裁判所からの情報で、Warrantが出ています、と言われた場合、少々ややこしくなります。Warrantというのは、裁判所に出廷しなかったために勾引するための令状です。勾引状というものです

地方の交通事件に関するWarrantは、今までは移民行政と絡むことはありませんでしたが、同時多発テロ事件以降、様々な勾引状の情報も移民行政と共有されているという現実もあります。

小さな事件でも対応していないとアメリカに入国するときになんらかのトラブルになるのは本意ではないでしょうから、できればこの勾引状問題は解決しておきたいところです。

 次回もう一度今回の質問を考えていきたいと思います。主に勾引状について考えていきましょう。

なんだか、生活が変わってきてしまいましたが、健康を第一にまた一週間がんばっていきましょうね。


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訪米中の交通違反(1) _1205 

法律ノート 第1205回 弁護士 鈴木淳司
Mar. 22, 2020

 カリフォルニア州は、アメリカで最初に州全体に外出禁止令を出しました。クライアントの方々も困惑されている方が多く、多くの質問を受けています。弁護士は、対応する必要がある事例がある場合には、例外として事務所などに行くことは許されるそうです。裁判所も、行政関係も閉鎖されるところが多く、様々な影響が出ています。ワクチンができれば一段落するのでしょうが、それまではとにかく感染者を抑えることしかできませんね。皆さんは自宅で何をされているのでしょうか。

訪米中の交通違反(1) _1205 

 さて、今回から新しくいただいている質問を考えて行きたいと思います。

 いただいている質問をまとめると、「カリフォルニア州に日本から旅行に来ていた者です。車を借りてスピード違反の切符をきられてしまいました。切符を切られたときに、英語があまり話せなかったのですが、後日連絡があると言われました。日本に戻り、待っているのですが6ヶ月経っても何も連絡がありません。また、アメリカに旅行に行く予定にしているのですが、この切符の件が不安です。何か私から対応する方法はないのでしょうか」というものです。

連絡が来ない二つの理由

 外国に旅行することは楽しいですし、私も大好きですが、知らないところに行けばもちろんリスクも存在するわけです。今回の質問のように、警察が絡むと旅の楽しさが半減してしまうこともあるでしょう。盗難にあったりすることもあります。まあ、身体に危害が加わるような事態でなく「無事」であれば、何よりです。今回の方も無事にご自宅に戻った様子で良かったです。

 さて、今回の質問に関しての事後処理を考えていきましょう。まず、まったく連絡が来ない現状をどう見るかですが、考え方は2つあります。

一つは警察が事件化しない場合です。もう一つは、出頭命令書が出されてはいるが、うまく質問者の方に届いていない場合が考えられます。

警察が事件化しない場合

 まず、前者ですが、警察も事件化するかどうかを決めることができます。事件にならないと思えば、警察内で処分をしないという判断ができます。

 この処分をしないという判断には色々な理由が考えられます。上司が処分しないという判断をする場合もありますし、実際にスピード違反の検挙に使われたスピードガンが正確に作動していなかったという場合もありますし、書類が紛失した、などという場合もあるでしょう。

 理由はともあれ、警察内で処分をしないという判断になっているとすれば、出頭命令書はそもそも裁判所から来ないわけです。

  

出頭命令書が届いていない場合

 もう一つの場合ですが、通常交通違反はInfraction(微罪)といって、刑事裁判所の中でも交通部門(Traffic Division)が対応します。警察から事件が検察に送られて、起訴されますが、Infractionの司法手続は、法律で簡易な手続が決められていて、反則金さえ納めれば解決することができます。日本でいう青切符ですね。

 今回の質問にある事例も反則金さえ払えば終了できる事例だと思います。

 たぶん、質問に記載はありませんでしたが、今回の質問者は、国際免許証で運転していたと思われます。カリフォルニア州発行の運転免許証であれば、減点の対象になりますが、国際免許証であれば、カリフォルニア州の行政機関は減点することができません。ですので、基本的に反則金を支払い、事件を終了することができます。

 また、Infractionは、ほとんどの法律では前科にはなりません

 前科となるのは、重罪(Felony)と軽罪(Misdemeanor)であって、たとえば移民行政に関する申請においては、Infractionは原則申告をしなくても良いと考えられています。反則金の納付通知がくれば、その通知に基づいて支払いをすれば裁判所に出頭する必要はありません。

 この納付通知が来ないというのは、往々にしてありえることです。郵便事情です。

 特に外国に通知を出すということになると、紛失する恐れがあり、私も何度もこのような問題について耳にしたことがあります。問題は知らされないとどのように対応してよいのかわからないことが一つ。そして、裁判所も通知を出したものの反則金が支払われない、そして出頭もない、ということになると、裁判所の命令に反したということで、勾引状がだされることになります。

 この裁判所からの勾引状は、いわゆる逮捕状と同じような役割を負っていて、場合によってはアメリカに入国する際に留置される可能性もあります。

 このように、納付通知が来ない場合には大きく分けて2つの可能性がありますが、今回の質問にあるようにどのように対応していくのが良いのか、次回考えていきましょう。

 現在、ウイルスで異常事態が続いていますが、皆さんくれぐれも安全に気を払ってまた一週間がんばっていきましょうね。


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米国での違反切符を無視して帰国(2)_1131

法律ノート 第1131回 弁護士 鈴木淳司
Oct. 14, 2018

 日本でも台風が暴れていましたが、今度は、フロリダ州でハリケーンが上陸し、かなりの被害をもたらしました。今年は異常気象が世界中で続いていますが、冬も雪や寒波なども深刻になるのでしょうか。皆さん、台風(タイフーン)とハリケーンの違いってご存知でしょうか。ついでにサイクロンも加えて調べてみてください。私は同じものだと思っていたのですが、定義が若干違うようですね。

米国の違反切符を無視して帰国(2)_1131

 さて、前回から考えてきた「以前学生としてアメリカに住んでいたころから、法律ノートを購読しています。現在は日本で仕事をしていますが、最近転職を考えていて、またアメリカに行きたいと考えています。しかし、アメリカにいるときに受け取ったスピード違反切符をずっと無視して放置した状態で日本に帰国してしまいました。このような場合ビザ取得に影響するのでしょうか。また違反切符についてどのように今から対応できるものでしょうか。」という質問を今回続けて考えていきましょう。

違反切符が事件化しているかを確認

 前回は、今回質問されている方のように、違反切符を放置してしまい、状況がわからないとしても、まず、覚えがあるのであれば、その違反切符や犯罪について、現状を確認する必要があるということを考えました。かりに、違反切符に関する記録が見つかった場合について、今回具体的な対応案について考えていきましょう。

 まず、今回質問されている方のように、本人が日本にいる場合には、違反切符が切られたと思われるアメリカの地域で弁護士を探すことが必要になると思います。法廷代理人がいれば、一応裁判所に出廷して、話をすることが可能です。刑事関係の事件は本人出廷が原則ですが、場合によっては、将来本人出廷をするということで、代理人のみによる出廷も可能になるかもしれません。

 とにかく、まず違反切符が不出頭で事件化しているかどうかを代理人に確かめてもらえば良いと思います。管轄の場所にもよりますが、確かめた時点で、反則金を支払えば済むようであれば、支払ってしまえばそのあとのトラブルが少ないと思います。

不出頭で事件化している場合

 かりに不出頭で事件化している場合には、まず、裁判所から不出頭という事実に対して召喚状が出ています。この召喚状は各機関に登録され、警察官に職務質問されて記録を確認される場合、またアメリカ入国のときに記録にある場合、その時点で拘束され公判に強制的に出廷させられます。

 召喚状がある場合には、代理人を選任し、出廷したうえで召喚状を失効させてもらわなければなりません。その後、どのような刑事事件になっているのか、単なる交通事件なのかどうかにもよりますが、裁判所の指示にしたがって事件処理をする必要があります。

 単なる飲酒運転や交通違反程度であれば、本人が出廷しなくても、代理人が事件を進行させ、判決まで至ることができます。しかし、通常の刑事事件では本人出廷が基本となります。そうすると、召喚状が失効した状態で、本人が出廷する必要がでてきます。まだ、この時点では、有罪にはなっていませんし、事件は進行している状況ですから、推定無罪ということになります。

 罰金刑で済みそうな事件であれば、召喚状が失効したことを確認してから、ビザやESTAなどを申請して、出廷処理をするのが良かろうと思います。罰金刑で済みそうにない、深刻な事件の場合には、最初から弁護士と相談して、どのように事件対応するのかを確認しておかないと、召喚状が失効したあとに本人出廷が可能かどうかも含めて、ややこしいことになるかもしれません。

慎重な対応で次に繋げることは可能

 今回質問にある交通違反切符は召喚状の処理さえしてしまえば、通常は法定刑が罰金のみです。そうすると、Infraction(微罪などと訳される)といって、3段階ある米国の罪の分け方で一番軽微なものに該当し、入国禁止とは一般的にならないと思います。まずは、然るべき処理をしてから、ビザの申請をされれば、一般的にですが、問題はない事例ではないかと思いますよ。

 現米政権は、かなり強硬な移民政策を推し進めていますから、ちょっとしたことでもナーバスになられるのはもっともだと思います。今回のような状況については、楽観的に考え、違反切符を無視をするのではなく、慎重に対応すれば、次に繋げることは十分にできると思います。

 スーパーではハロウィン風の食材やお菓子が多くなってきましたね。この時期になってくると夜は温かいものが食べたくなるものです。体を温めて、風邪に注意しながらまた一週間がんばっていきましょうね。


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米国での違反切符を無視して帰国(1)_1130

法律ノート 第1130回 弁護士 鈴木淳司
Oct. 7, 2018

 ノーベル医学生理学賞を受賞された本庶教授の功績も素晴らしいですが、とにかく教授の人間性や人柄に感動しました。このような素晴らしい人格者は日本の誇りです。ブレずに研究を続け、弟子に「金がないから研究できないと言うな、俺が家を売る」と言ったそうです。日本人はなかなか可能性にお金を出すことをしない民族ですが、今後も優れた研究をサポートしていって欲しいものです。

米国の違反切符を無視して帰国(1)_1130

 さて今回から皆さんから新しくいただいている質問を考えていきましょう。いただいている質問をまとめると「以前学生としてアメリカに住んでいたころから、法律ノートを購読しています。現在は日本で仕事をしていますが、最近転職を考えていて、またアメリカに行きたいと考えています。しかし、アメリカにいるときに受け取ったスピード違反切符をずっと無視して放置した状態で日本に帰国してしまいました。このような場合ビザ取得に影響するのでしょうか。また違反切符についてどのように今から対応できるものでしょうか。」というものです。

ビザ申請前に自分の犯罪歴について慎重な確認を

 最近では、犯罪歴と移民行政の記録はリンクされ集中管理されています。現政権の移民政策がさらにこの集中管理化を加速されています。過去に犯罪歴があったとしても、それを開示しない状況でESTAなどの申請をすると、移民法上の虚偽作出行為とされて、以下考えるように入国が禁止になることもあります。犯罪歴に関しては、最近のものだけではなく、過去にかなり遡って移民行政で用いられています。私が経験した例でも、25年前の少額万引き事件が問題になったケースもあります。

 まず、今回の質問を考える前に、一般論ですが犯罪歴があるにもかかわらず「犯罪歴がない」と移民関係の申請書に記載した場合には、アメリカへの入国禁止とされてしまう可能性があります(米国移民法 第212条(a)(6)(C)(i)参照)。もちろん、「うっかりミス」だったということで裁量によって許される場合もあるかもしれません。しかし、現在の政権のポリシーを考えると、犯罪歴に関してはかなり慎重に考えなければいけません。移民法は特に今逆風に晒されています。ですので、今回質問されている方も、ビザを申請する前に、自分の犯罪歴について慎重な確認が必要になります。

管轄の裁判所で記録を確認

 さて、まず今回の質問のように、過去に交通違反切符をもらったにもかかわらず無視をしている場合、どのように考えていくべきでしょうか。まず、心当たりがあるのであれば、逃げずに向き合う必要があります。

 向き合う方法論としては、交通違反切符であれば、その切符が渡された場所はある程度特定できるのではないでしょうか。その場所を管轄する裁判所に連絡して何か記録が存在するか確認する必要があると思います。裁判所はなかなか電話がつながらない場合もあります。また、遠隔地から状況を確認するのが難しいかもしれません。そうすると、代理人を立てて米国内から状況を確認するという方法の方がスムーズかもしれません。

 かりに、何も見つからなかった場合でも記録がどこかにある可能性があります。このような場合には、別途専門家とどのように申請書に記載するのか、確認する必要があると思います。

不出頭によって召喚状が出ている場合

 一方で、裁判所において記録が見つかった場合には、その対応をする必要があります。今回の質問にあるようなスピード違反でなく、飲酒運転などより深刻な罪に問われている場合には、裁判所において、不出頭によって召喚状がでている可能性があります。そのような記録がないかどうかは、まず裁判所にコンタクトして知る必要があります。裁判所によっては電話では教えてくれず、直接本人または代理人が出向く必要もあります。

 不出頭が発覚した場合には、その記録がそのまま行政とシェアされている可能性もあり、申請時に通ってしまったとしても、アメリカ入国時に拘束される可能性があります。私も、実際にこのように拘束された人の事件をいくつも担当したことがありますが、入国前にできるだけ事件を解決することが重要になります。とはいっても今回の質問にあるように、ご本人がすでにアメリカ国外にいるわけですから、本人が出廷するのは実際には難しい場合があります。ここで、どのように具体的に対応するべきなのか、次回続けて考えていきましょう。

 もう、街ではハロウィンの雰囲気になってきました。この時期になると、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマスとバタバタ一年が終わる感じになってきます。やることは尽きないですが、一年の残りを有意義に過ごしていきましょう。


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