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カリフォルニアの新しい法律-2020年(3)_1198

法律ノート 第1198回  弁護士 鈴木淳司
Feb 4, 2020

 スーパーボールが終わりました。サンフランシスコ49ersも優勝を逃しました。カンサスシティーの第4クオーターは恐るべき迫力でした。特にマホームズ選手は圧巻でしたね。日本のメディアが好きそうですが、彼の父親は横浜ベイスターズの野球選手でしたよね。だから、マホームズくんも子供の頃、横浜で中華でも食べたように思うのですが。とにかく素晴らしい選手でした。今日のサンフランシスコは何もなかったような一日でした。

カリフォルニアの新しい法律-2020年(3)_1198

 さて、前後して申し訳ないですが、2020年の新しい法律について、もう一回機会をいただき考えていきたいと思います。遅くなってしまいすみませんでした。

 雇用のことはかなり改正点にかんがえましたが、今回は違った分野の法律について考えていきたいと思います。

刑法分野ー銃規制

 まず刑法からいきましょう。
 銃規制ですが、カリフォルニアでは銃規制を厳しくしていこうという流れがあります。

 2020年9月1日発効の法律ですが、周りで銃を持っていて、危険があると判断した場合、銃を没収する申立をできる幅がかなり広くなります。学校の先生や雇用主も申し立てることができます。銃による犯罪をとにかく減らしたいという苦肉の策であります。

カリフォルニア消費者プライバシー

 それから、CCPAといって、カリフォルニア消費者プライバシー法が施行されます。
 これは、アメリカで一番厳しく消費者のプライバシーを守る法律です。

 カリフォルニアの居住者は、どのような情報を会社が集めているのか、提出するように求めることができます。そして、会社は情報の削除等については、従わなくてはなりません。カリフォルニア居住者でなければ、削除は認められませんが、どのような情報を集めているのかは、確認することができます。

 私のクライアントでもカリフォルニアにある会社は特にコンプラが必要になる分野ですし、訴訟にもなりかねませんので注意が必要です。

性的暴行への提訴期限が無しに

 また、ラジオなどの宣伝でも弁護士が派手にやるようになった部分ですが、子供に対する性的暴行の時効・出訴期間が2020年1月1日より、3年間は停止されることになりました。

 ですので、時効を気にして出訴できなかった性的被害者も40歳、または性的被害があきらかになって5年間は出訴が可能になりました。日本もこのような法律は見習うべきだと思います。

 似たように、DV事件についても、出訴期間が5年に延長されました。DV被害者で2020年1月1日を跨いで、出訴ができる場合、2020年1月1日を過ぎた事件である場合など、5年間は刑事事件として立件が可能になります。

立ち退きに関する法律

 次に立ち退きの法律を考えます。

 カリフォルニアの家賃は異常です。住んでいて嫌気がさしますが、群単位ではなく、州が動いて、家賃の値上げについて法律ができました。

 2030年1月1日までは、年5%の上昇が上限となりました。といっても、年5%というのは異常な数値だと思います。この家賃の値上げについては、2019年3月15日以降の値上げに適用されるようになっています。

 ただ、この新法は、築15年以内のビルや、個人所有の一軒家には適用されません。

 私が弁護士になったときに力をいれていた法分野なのですが、カリフォルニアではめちゃくちゃなことになっていますよねぇ。

動物愛護や介護福祉、環境対策など

 このくらいがメジャーな法律改正でしょうか。
 細かいところでは、化粧品で動物を使ったテストなどをしたものは販売が禁止になるとか、サーカスで一般的に飼育されている犬、猫、馬などを除き、象などを使用することが禁止されました。バンコクの道路にはいっぱいいるんですが。動物愛護系の法律が強化されました。

 また、給電が止まる場合に、要介護者に対するケアの充実や、ワイルドファイアに対する情報提供センターの設置など、温暖化対策も盛り込まれました。

 法律は、面白いように毎年変わっていきます。そして、その時々のトレンドが濃くでています。今年もカリフォルニアで通年目にする話題がそのまま法律になっていく感じはありますが、決まったルールで生きていくしかないですね。

 次回また、自分で訴訟をやってみよう、という質問にお答えしていきたいと思います。

 困ったウイルスが出てきていますが、体調に注意してまた一週間がんばっていきましょうね。手洗いうがいは必ずするようにしたいところです。


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