じんけんニュース 10-13-2021 弁護士 鈴木淳司
アメリカ入国とワクチン接種義務化
October 13, 2021
2021年11月より、外国からアメリカに入国する際にワクチン接種済みである証明を携帯しなければ入国ができなくなります。
ワクチンが広く行き渡ってきたこともありますが、コロナウイルスの封じ込めに関する考え方もワクチンのおかげで少しづつ変わってきたということです。
まだ、方針が発表されただけで、実際な内容や時期については、この記事執筆の時点では不明です。
現状でわかっている情報を今回考えさせてください。
WHO認定のワクチンも含む
まず、ワクチンとして認められているものは、モデルナ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソン(これらはFDAのリスト)が基本ですが、その他にWHOが認める、アストラゼネカ、シノファーム、シノバックも含まれるそうです。
これらのワクチンを接種済みである証明が求められます。
例外はごくわずか
接種済み証明を避けられる入国者はかなり厳しく限定していく方針です。
もちろん、子供についてはまだ接種がゆるされていない年齢であれば証明書は不要となるでしょうが、現時点ではまた接種する年齢が下がるかもしれないので、明確に規定されていません。
その他の例外については、かなり限られる予定であります。
PCR陰性証明書は引続き必要
ワクチン接種が義務付けられますが、飛行機搭乗72時間以内の検査は、現状のまま継続される見込みです。
また、旅行中のマスク着用義務は2022年の1月までは現在の要件に基づいて続く見通しです。
ワクチン接種証明提示はチェックイン時
このワクチン接種証明の提示方法ですが、現状は空港でチェックインするときに、航空会社が確認する方法になりそうです。
現在施行されている搭乗72時間以内の陰性証明も、空港チェックが基本で、あとは入国の際に提示することはありませんが、同様の方法で、チェックインカウンターでのチェックになると思われます。
航空会社と実際の手続きについて現在政府はすり合わせているようです。
ワクチン2回目を他国で接種
一点、私のところに来た具体的な質問がありました。
一回目の接種はアメリカ、二回目の接種は日本の場合入国に問題がないか、という点です。
基本的に同じワクチンを接種していること、二回必要なワクチンの間隔が適正であること、そして二回ともそれぞれ証明できれば問題がないと思われます。
日本の外務省も海外で1回目の接種を終えた人は、接種したワクチンの種類と接種間隔を確認できた場合には2回目のみ国内で接種を受けることが可能と公式に発表しています
(https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html)。
また、CDCは、fully vaccinatedの定義を以下のように言っているだけですので、日本とアメリカなど、別々の地理的な場所で接種を受けても問題はないと思われます。
- 2 weeks after their second dose in a 2-dose series, such as the Pfizer
or Moderna vaccines, or - 2 weeks after a single-dose vaccine, such as Johnson & Johnson’s
Janssen vaccin
DV抽選永住権を含む移民ビザはワクチン接種が義務化
また、2021年10月1日より、新たなワクチン接種義務化が移民申請に関して制定されました。
永住権申請者、フィアンセビザ(Kビザ)、および非移民型ビザの申請者は、ワクチン接種証明が要件となり、ワクチン接種を証明しないと、ビザや永住権が発給されないということになりました。
ビザ申請の際に、様々なワクチンの証明が今までも要求されてきましたが、今後はかなり狭い例外を除いては基本的にすべてのビザ、永住権申請者はワクチン接種の証明が必要となります。
また、アップデートがあれば共有していきたい内容ですね。
とにかく、ワクチンを接種することが国レベルで一般的になってきたということを理解されておいてください。
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