ESTA,Bビザ アメリカ渡航(4)_1337

サンフラン SF滞在

法律ノート 第1337回 弁護士 鈴木淳司
Oct 23, 2022

 また、ザ・ドリフターズのメンバーが他界されたニュースに接しました。
時代の流れには人間の生命は抗えないのでしょう。
一方で、若い人たちと話をしていて、東村山音頭、といっても通じなかったことで自分の歳を感じます。
私が子供の頃は学校でよく友達と東村山音頭を歌ったものです。
テレビでは仲本工事さんはよく体操着を着られていましたっけ。若い人たちはそのことも知らないのでしょうかね。
ぐっと涼しくなりましたが皆さんの体調は大丈夫でしょうか。

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 さて、前二回から考えてきた「コロナに関する規制も緩くなってきていることから、今日本で徐々に展開しているネットサービスをアメリカでも展開させていきたいと考えています。最初はアメリカに会社を置こうと思い、渡米を考えているのですが、一般的に会社の展開とビザの関係について教えてください」という質問を続けて考えていきましょう。

 今回は、新規にビジネスを立ち上げる場合、EビザとLビザ取得を目指すためにどのような点に気をつけるべきなのか考えておきます。

EビザとLビザの手続面で違うところをまず考えましょう。

Eビザは日本にある(またはアメリカ外に所在する)米国大使館、領事館で最初から申請手続きを行います。
そして、Eビザはアメリカ大使館、領事館で発給されます。
アメリカ本土における手続きは必要ないわけです。
注意しておきたいのは、アメリカ国内で、ビザ保持者(たとえば学生ビザ、他の就労ビザ保持者)がEの「ステータス」に変更することができます。
この場合、アメリカ国内の移民局に対して申請書類を送るのですが、アメリカ国内では「ビザ」は発給されません。

アメリカ国内でEのステータスをもって合法的に働きながら滞在することはできますが(Eステータスの場合2年、そして延長は可能)いったんアメリカを出国するとアメリカに戻ってくるには、日本(その他の国)に所在するアメリカ大使館、領事館でE「ビザ」の申請をし、そのビザをもってアメリカに入国することになります。
アメリカ国内でEのステータスに変更する場合、投資額の評価は比較的低い金額で許可されるのですが、その延長として、次に日本のアメリカ大使館、領事館でEビザの申請をする際には、投資額がそれなりに多額であり、申請の基準を満たしていないと発給されません。

ここでは、アメリカ大使館、領事館にEビザの申請をする場合を考えます。
Eへのステータス変更だけでは、アメリカの出入国ができないので、長期的に見て不便であることは覚えておいてください。

 Lビザは、Eビザとは違い、スポンサーとなる会社(日本企業のアメリカ子会社)がまずアメリカ国内で移民局にスポンサーとして外国人を雇用するための申請を行います。
許可を受けて、外国人受益者が日本でビザの申請をする段取りになります。
Lビザを取得するためには二段階の申請が必要になり、Eビザは一回で大使館、領事館申請をすることになります。
手続的にはこの申請の段取りに違いがあります。

 次に発給要件については深くはここでは立ち入りませんが、大きな違いだけ見ていきましょう。

EもLも、アメリカでスポンサーになる受け皿が必要になります。
これには違いはありません。

一方で、Eビザの受け皿は実質的な通商がある程度なされているか、一定金額の投資がなされているかが必要になります。
この部分の構築がとても重要になりますし、大使館、領事館も、この点の確認に注力します。

Lビザの新規受け皿は新しい会社さえあれば、まず「お試し」一年間のビザが発給されます。
形式さえ整っていれば受け皿として大丈夫です。
なぜかというとLビザは、本国の本社がどれだけ充実しているのかに主眼があるからです。
受け皿となる会社にスポットライトがあたっているわけではなく、本国にある本社がどのようなものなのかが重要になるのです。

このようにBビザを取得して、次の段階としてEビザからLビザの可能性を探るときに、まず考えるべきは、日本にある本社の体力がどうなのかを考えるべきです。
その次に、受け皿となるアメリカの会社をどのように構成するのかを考えるべきです。
Eビザを取得するためには、アメリカでの通商の量、そして投資額などにスポットがあたるため、アメリカ国内でやることも多くなりそうです。

 以上をみると、Eビザの取得についてはアメリカ側での事情を考慮されるビザなので、Bビザを取得するときに、まずはEビザの要件を確認して、その取得に向けた活動を予定しておいたほうが良さそうですね。

 ここで、今回の質問に関してはここまでにして、また皆さんからの質問を待って考えていきたいと思います。
何か追加で質問があれば、法律ノートまでメールをください。

秋は美味しいものが増えますね。
ゴルフ場に生えているきのこも食べるのは危険そうですが、見た目は美味しそうです。
仕事や勉強だけではなく食べるものを楽しみながら秋をすごしていきましょう。
また来週まで健康に留意しながらがんばっていきましょうね。

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作成者: jinkencom

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