アメリカで子育て~vol.1

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Vol.1 アメリカで自由に子育てするには

 「アメリカで子育て」と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
 自由で大らかな雰囲気、様々な人種や国籍、背景の人々との交流、そして英語での生活…子どもも気が付けば英語が母国語で、世界中どこでも不自由せず~なんて、夢(妄想??)が膨らみますね。

 実際、アメリカに引越、或いは移住した日本人の方々はどのような生活をしているのでしょうか? このシリーズでは、JINKENを通じて渡米された日本人の方々を中心に、現在のアメリカでの生活、特に子育てを中心にインタビューした内容をお伝えしていきます。

1 アメリカに長く滞在するには

 アメリカでこんな生活をしたい、あんな風に子育てしたいというビジョンがあったとしても、短期滞在ではなく、長期、或いは生涯生活していくには、まずは様々な手続きを日本で行うことが必要です。
 その場合、移民ビザ(雇用に基づくビザ、グリーンカードなど)或いは非移民ビザ(就労ビザ、学生ビザなど)の取得が必要となります。
 

2 ビザ(VISA)とは

 ビザとは、国が他国民に対して、その人物の旅券が有効、かつビザに記す条件下においてその人物が入国しても差し支えないことを示す証書で、様々な種類があります。移民ビザは就労の意思の有無にかかわらず、永住を目的として米国に入国するために必要なビザであるのに対して、非移民ビザは特定の目的を達成するために特定の期間、アメリカでの滞在を希望する観光客、ビジネスパーソン、学生、又は特殊労働者が利用するビザで、渡航目的によって細かく分類されています。
 なかでも、お勧めしたいのが、グリーンカード(永住権)の取得です。 

グリーンカード 当たった

3 グリーンカード(Greencard)を取得するには

 グリーンカードとは、アメリカで「自由に住む・学ぶ・働く」ことができる資格の証明です。永住カード、永住権、I-551等とも呼ばれていて、アメリカに永住できる権利です。Lawful Permanent Regident(合法的な永久的滞在者)、略してLPRとも言われたりします。

 グリーンカードは、アメリカで有効な身分証明書であり、永久的に居住し、就学・就労その他、一切の社会的な生活を行うことができますが、アメリカ市民権(アメリカ国民)とは違い、アメリカの選挙権はありません。一方で、日本の国籍を失うこともありません

 つまり、グリーンカード(永住権)を持っていれば、日本国籍のまま自由にアメリカで暮らすことができるのです。

 通常、グリーンカードを取得するには、膨大な費用と時間をかけなければなりません。また、希望者が誰でも取得できるわけではなく、条件も厳しくなっています。

 そこでお勧めしたいのが、DVプログラムに基づく抽選永住権への応募です。
DVプログラム(=Diversity Immigrant Visa Program 移民多様化ビザプログラム) はアメリカ国務省が行う正式なプログラムです。世界中から多様な人々を受け入れようというコンセプトで、国家プロジェクトとして行われています。

 DVプログラムの抽選によって、グリーンカード(アメリカの永住権)が付与されるため、Greencard Lottery(グリーンカードロッタリー)あるいは日本では 永住権宝くじ とも呼ばれています。

 年に1回、すでに20年以上実施されており、応募期間は約1ヶ月あります。
このDVプログラムへの応募はご自身で行うことができ、応募手続きの費用はかかりません。
日本からも毎年一定数の方々が当選、その後に移住されています。

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 ここで気になるのは、応募を申請できる資格要件ですが、以下の通り大きく2つあり、
日本出生者にとっては、とてもクリアしやすくなっています。ですから、アメリカで自由に住みたい、学びたい、子育てしたい!と思っている方には、これ以上のチャンスはありません。

【DVプログラムの申請資格】

[1]抽選プログラムの対象国で生まれていること

日本で生まれた方は対象となります。ご不安がある方は、ご自身の戸籍をご確認ください。「出生地」の記載がございます。
日本で生まれていない方でも、配偶者が日本を含む対象国で生まれている方、ご両親が対象国で出生されている方は、配偶者やご両親の資格により申請が可能な場合があります。

[2]高等学校を修了していること

日本の小・中・高等学校の12年の教育課程を修了された方は、学歴の要件をみたします。

申請要件に関する詳しくはこちらhttps://jinken.com/momsusa/start0

 応募が無事完了できれば、あとは抽選結果を待ちましょう。
 抽選はコンピューターによる無作為抽選で当選者が決められます。手続きはすべてオンラインとなります。

 但し、当選後の手続きは、すべて英文のインストラクション、フォーム作成となるため、英語での各種手続きに慣れた方々でも、専門家を頼る方が、安全で確実だと言えるでしょう。

 というわけで、一足飛びに渡米とはいかないのはちょっともどかしいかもしれませんが、考えて備えていかなければならないことは多岐にわたります。
 次回から詳しくお知らせしていきます!

*ここでは、JINKENを通じて渡米された日本人の方々に、現在のアメリカでの生活、特に子育てを中心にインタビューしたものを再構成してお伝えしています。

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