August 26, 2008
日本を含む、査証免除プログラム(ビザウェーバープログラム)が適用される国は、皆さんもご存じの通り、90日間以内であればビザを持たずにアメリカに入国できました。これはすでに20年間以上もアメリカで使われているプログラムです。日本も中途ですが、適用されるようになり、今ではビザの許可申請をせずともアメリカに入国できるので、短期滞在には非常に便利な方法だといえるでしょう。
ところが2009年1月12日から、ビザウェーバープログラムを使う人達も、少なくともアメリカ入国72時間前に登録することを義務づける法律ができました。詳しくは以下のリンクをご確認ください。
https://www.ustraveldocs.com/jp/ja/visa-waiver-program/
https://esta.cbp.dhs.gov/esta
現在のシステムだと、アメリカに行く飛行機の出発前30分までに、情報が入国審査のために送られています。これを、入国する各外国人の義務として、少なくとも72時間前までにオンライン登録をしなくてはいけないということなのです。
アメリカの主張は「国際的な旅行者の安全強化」とありますが、このようなシステムを導入することになると、またアメリカに入国するモティべーションが下がるのではないか、と懸念する声もありますし、新聞にも懸念する論調の記事もあります。
すでに決まっているプログラムですから、来年の1月12日より、アメリカにビザウェーバーを使って入国する外国人は必ずオンライン登録が必要になるのです。それまでの間は試験的に使われているということです。一旦登録をすれば、2年間は有効ということですが、ビザがいらないかわりに結局ビザに似たようなものをとる必要がでてくるのですね。
このようにシステムが変わってしまうと、せっかくビザも必要なく行けたアメリカから足が遠のくのではないかという懸念が広く旅行業界に出回っています。また、チェックイン時にも、知らない人が飛行機に乗れない事態が多く発生するのではないかという問題もあるでしょう。
なぜ、アメリカがそこまでこだわるのか、よく政府のやっていることの趣旨が見えませんが、皆さんはこのようにオンライン登録をしてまで、観光旅行にいきたいのでしょうか。他にも良い国はたくさんありますから、アメリカに来る観光客の足が鈍るのではないかと憂慮されてしまいます。まだまだアメリカはセキュリティに敏感なのでしょうかね。 日本人の皆さんのなかでも、「面倒くさいからアメリカ行きたくない」という人もでてくるのかもしれませんね。
皆さんがどう考えられるのか興味がありますが、上記のアメリカ大使館のリンクをたどっていろいろ情報をみて考えてください。とにかく、2009年1月12日から施行されますので、注意してくださいね。
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