法律ノート 第1398回 弁護士 鈴木淳司
Dec 23, 2023
法律ノート読者の皆さん、今年も法律ノートにお付き合いくださりありがとうございました。
もう、1,400回目前です。
単純計算すると2年で100回ですから、28年ですか。
私の所属する法律事務所に20代の人も入ってきていますから、法律ノートを書き出したあとに生まれてきた計算になります。
私自身、もう30年ちかく法律ノートを書いているとは感じないのですが、慣れでもあり、こうやって皆さんからいただいた質問を考えていくのはまったく苦にならないからかもしれません。
法律ノートを北米毎日新聞に連載し始めた当初、私の人格形成に大きく関わっていただいた恩師である、国際基督教大学と秋田国際教養大学で学長をされていた鈴木典比古教授に、手紙で「淳司くん、とにかく続けていきなさい」と背中を押され、新聞社がなくなってからもこうやって続けています。
鈴木教授しかり、生きる道や態度を様々な師から、教えていただきここまで来られました。お金ではない無形のものをいただけるというのは幸せなことだとつくづく感謝しています。
私はこの年になっても、鈴木教授のように後進を育てていけているのか、と自問してしまいます。
「たどり来て未だ山麓」という心境です。
年末のご挨拶と2023年の振り返り_1398
今回は今年最後なので、皆さんからいただいている質問にお答えするのを一回休ませていただき、2023年に私が経験して感じたことを書かせてください。法律のお話とは関係ないので、興味のある方だけ読んでいただければと思います。
2023年は、私の周りで、人の行動がおかしくなることをかなり目にしました。私はかなり冷ややかに見ていて、関わることを意図的に避けていましたが、コロナ禍が本格的に終わり、人の心にも変化がかなりあったように思います。
私も個人的に迷惑に感じましたが、行動がおかしくなってしまった人たちの影響で、その周りにいる人達は迷惑を被ることが多かったです。
具体的には、ここではお話しませんが、人というものは弱いもので、コロナ禍が終わって環境が元通りになると、自分の考え方にも影響がでてしまうのでしょうか。
特に多くなって辟易したのは自分中心で物事を考えて、長い目で物事をみたり、周りのことを考えない偏狭な考えを持った人がずいぶん出てきたことです。
今までは、そのような振る舞いはしなかったのに、抑圧生活を経て社会が正常に動き出すと、自分自身の醜い部分が露呈しているのに気づかなくなっている、といった感じでしょうか。
どこかの大統領も似たようなものでしょうか。2023年はこのように自分自身の偏狭なエゴを振り回す人がボチボチいたのは印象的でした。
ただ、人の生きる社会というのは良くできていて、自分のエゴを振り回して周りに迷惑をかけている人たちというのは、目に余るわけで、結局は淘汰されていくものです。
年末になって、今年周りに迷惑をかけていた人たちが輪の中から去っていったり、結局孤立して首が廻らなくなってしまうというアップダウンを見てきました。このような輩がでてきたのもコロナ禍という、今までとは違った非常事態から生まれた遺恨なのでしょうか。
2023年は、このように不思議な行動を取る人を目にしましたが、結局私自身は今までとはまったく変わらずに、淡々と一年間過ごすことができました。負の影響を避けた守りの年だったように思います。
2024年は、私の周りで平穏で楽しい人間関係が維持され、育つようにしたいと思っています。
法律ノートも、まだ2024年も変わらず続けていこうと思っています。
色々振り回されずにやってこられているのは、今まで長い間継続してきたというバックボーンがあるからだとつくづく感じています。
読者の皆さんや質問をくださる方のおかげで成り立っていますし、私も書きたいと思っていますので、どうかまた2024年もよろしくお願いいたします。
皆さんにとって2023年はどのような年だったのでしょうか。世は戦争だ、インフレだとポジティブでないニュースが多かったですが、2024年は明るく楽しく暮らせる年になると良いですね。
皆さんにとって、平穏な年末年始になることを祈っております。
また、来年法律ノートでお会いしましょう。
健康に留意しながらまた来年もがんばっていきましょうね。
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