2022年_最初の法律ノート_1295

サンフラン SF滞在

法律ノート 第1295回 弁護士 鈴木淳司
January 2, 2022

 2022年最初の法律ノートです。
読者の皆さんの元旦はいかがだったでしょうか。
喪中のため、新年の挨拶は、今年省かせていただきます。
読者の皆さんにとって、素晴らしい一年となりますように祈っております。
元旦に書いている今回は、皆さんからいただいている質問にお答えするのを一回休ませていただき、私のご挨拶とさせてください。

2022年_最初の法律ノート_1295

 2021年末の法律ノートを書く気力がなく、皆さんに年末のご挨拶ができませんでした。
やはり実母を亡くしたという事実は胸に重くのしかかっていました。
それだけではなく、やはり喪主としてやることもかなり多く、私が偶然にも日本にいたこと、いや母が私の帰りを待っていてくれたことがある意味親族全体にとって良かったと感じていますが、一方で、私自身精神的に色々咀嚼することに時間がかかりました。

 年始はいつもどこかにでかけていることが多いのですが、心身ともに年末からずっと疲れていて、ゆっくりカリフォルニアの自宅で過ごしました。
なかなか疲れが取れないものですし、寝てもすぐ起きてしまうのですが、いわゆる「寝正月」を体験しています。
アメリカではコロナも猛威を振るっていますし、自宅にいることが正解かもしれません。

 職業病かもしれませんが、やはり母のことについて、なにをいつまでにやらなくてはいけない、とか、手続きで手落ちしているものはないか、など、仕事をやっているように思考回路が回ってしまいます。
お恥ずかしい話ですが、なかなか仕事と自分のことを切り分けられないものです。
日本で、ある程度の形見分け、事務処理をしたあとアメリカに戻りましたが、時差もあってなかなか気力が戻りませんでした。

 大晦日から正月にかけて、寝たり起きたりして動画を観ていたのですが、子供の頃観た「男はつらいよ」が目に入り、何本か観ました。
母親とも観た記憶があります。

今の若い人たちには馴染みがないのかもしれませんが、私が子供のころ、正月になると「男はつらいよ」が封切りになり、映画館に人々が足を運んだものです。
当時、サラリーマンだった世代の人たちは寅さんを観て、そのいい加減さが自分たちの生活とはかけ離れていたところに惹かれたのかもしれません。
私はわたしで、寅さんを観ているうちに、なんだか、笑いが出てきましたし、元気をもらいました。
くだらない下りもたくさんあるのですが、昭和の生活を色々思い出して楽しいことがたくさんあったなと反芻できました。

 昭和からときは流れて今は令和。
母の旅立ちで自分の有限の一生についても、漠然としてですが考える機会を与えられました。

私の母は絵画が好きで、デッサンや油絵を自分でも嗜みました。
子供の頃に私もよく絵を描いてもらった記憶があります。
本当はアートを勉強したかったようですが、本意ではない宗教を勉強する大学に入れられたと言っていました。
若いときに本意ではないことを押し付けられると、ずっとそのことは人生で燻るものだな、と思いました。
母を見ていて、私も、これからの人生、できるだけ興味があることをやって生きていきたいな、と思いました。

母の遺品のなかに、難しい宗教に関する本がたくさん出てきました。
たぶん、母が大学時代に買った本なのでしょう。
形見分けのときには、もう要らない本かな、と思いました。
法律家としてやっていくには不要なものです。
しかし、時間が経つにつれ、母が勉強したことはどういったものだったのか気になりはじめ、よく考えると、宗教も法律も社会道徳などと親和性があるな、と思うようになりました。
興味が湧いてきたので、少し勉強をしてみようと思います。
法律だけではなく、興味がある分野を知っていこうという気になっています。

 人生は有限であるということを目の前で体験しました。
ですから、もちろん法律家としての研鑽は怠りませんが、今後視野を広げていろいろなことを楽しみながら自習していきたいと思います。
法律家というのは、引き出しが多ければ多いほど良いものです。

2022年、ポジティブに自分の視野を広げていきたいと強く思いました。
読者の皆さんにもいろいろな分野のことを教えていただきたいです。

 皆さんは、2022年どのように過ごされる予定でしょうか。

ウイルスに負けず、なにかポジティブに抱負をつくられていますか。
ぜひ、私に教えて下さい。

法律ノートは、これからも続けていきますので、2022年もどうかよろしくお願いいたします。

みなさんにとって、幸せで平穏な2022年になりますよう心から祈っております。

年末に考えた質問が中途半端になっていましたので、次回また続けて考えていきましょう。

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作成者: jinkencom

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