August 03, 2007
安倍政権、大変なことになっていますね。しかし、今更いろいろ閣僚を変えたり、政治とカネの問題を修正しようとしても、遅いように思うのですが、皆さんはどのようにお感じになるのでしょうか。大人なのに、選挙の結果を踏まえなければ反省ができないというのでは政治家としての実行力がなさすぎるように感じます。今度の選挙では実行力や判断力がない政治家に対して人々が審判をくだしたのかもしれませんね。
アメリカ出国時に気を付けるべきこと
今回のじんけんニュースは、アメリカ出国の話題です。
アメリカに入国する際にはビザの問題などいろいろな話題がありますが、出国の時の話題というとあまり考えたことがないのが私にとっても本音です。日本や中国などでは、出国の際の審査も必ず存在しますね。
ところがアメリカでは、出国審査というのは存在しないですよね。なので、出国の時にトラブルになることはまずない、というのが今までだったかもしれません。
しかし、今後は気をつける必要があると思います。ビザを持ってアメリカに入国するすべての方々に以下の内容は妥当しますし、気をつけなくてはいけない内容だと思います。
入国する際に記入するI-94*
さて、外国人の方がアメリカに入国しようとすると飛行機の機内で通常I-94*というフォームが渡されます。縦長のちょうど七夕の短冊が巨大化した感じのものなのですが、皆さんもアメリカに来られたことがあれば必ず目にしていると思います。
ビザなし入国すなわち、ビザウェーバープログラムでアメリカに入国する場合は、薄緑、そしてビザを保持している状態で入国する場合には白い用紙を使って入国をします。記載する内容は、名前や滞在先、飛行機の便名など、どこの国でも入国の際に要求する書式だと思ってください。特殊なことは何も書かれていません。
返却部分に最長滞在期間の記載あり
入国に際して、巨大短冊のようなI-94の上部分は切り取られ下部のちょうど正方形くらいの部分が皆さんに切り取られ渡されます。通常、大きなステープラーでパスポートに「がちゃり」とつけられますので、すぐになくなることはないとは思います。
余談ですが、I-94というのは、皆さんがアメリカに滞在できる最長の期間を記載しているので、必ず入国した際には、I-94におされるスタンプの日付けはパスポートをしまう前に確認してください。
I-94は入国も出国も証明する
このI-94は皆さんがアメリカに滞在している記録でもありますが、同時に出国したことを証する記録でもあります。
ですので出国する際に、返却しなければ出国したことにならないので、そのままアメリカに滞在している、すなわちオーバーステイと見なされる可能性がでてくるのです。
通常は、出国の際に、航空会社のカウンター等で、パスポートが必ずチェックされますので、そのチェックの際にI-94をパスポートと分離し、I-94を出国の際の航空券とステープラーで一緒にします。
そうすれば、皆さんが搭乗する際に必ずI-94は航空会社に渡り、航空会社はそのI-94を政府に渡すという仕組みになっているのです。
出国の際の渡し忘れに注意
ところが、何らかの理由でI-94を出国の際に渡し忘れる場合があります。たとえば、乗り継ぎ便があり、出発地ではアメリカ国内便に乗るが、日本行きの国際線に乗り換えるといった場合、国内便のカウンターではI-94を確認するのを怠る場合があります。また、飛行機ではなく、船や陸路で出国する場合にI-94の提出を怠る場合が考えられます。
このようにI-94を出国の際返却し忘れた場合には、ちゃんと後日で構いませんので、処理をしておいた方が再入国の際に問題にならなくて良いです。もし、「オーバーステイ」と見なされてしまうと、後日再入国の際に説明するのも面倒くさいですし、トラブルに巻き込まれる可能性があります。この「出し忘れ」の場合には、移民局はちゃんと後日の処理方法を規定しています。
出し忘れたI-94の処理方法
まず送付先ですが、
宛先:ACS Inc.
住所:1084 South Laurel Rd., London, Kentucky 40744
と決められていますので、封筒に送り主の情報を書くとともに必ず、このアドレスを使ってください。
ではどのような書類を送れば良いのでしょうか。
まずオリジナルのI-94を送ります。
それに加えて出国の際に搭乗した飛行機のボーディングパスが必要です。
加えて、パスポートの顔写真のはいったページと日本に入国した際のスタンプがおしてあるページを送るべきでしょう。
簡単な経緯を示す手紙を沿えてもよいかもしれません。
もし書類がないと後日再入国の際にトラブルになるかもしれませんので、できるだけの書類を添付して出すようにしましょう。
そして大事なことは、書類を送るときには、一切の書類のコピーを持っておくことです。再入国の際問題が発生しそうになっても書類やI-94のコピーさえ手元にあれば、その場で説明できますよね。ただ、ACS Inc.によって、ちゃんと情報が記録されたかは少なくとも4ヶ月程度必要になります。
記録がされたか確認する方法
もし、上記のようにI-94を送って、記録がちゃんとされているか確認したい場合に、方法が用意されています。しかし、以下の方法はI-94を提出しなかった、という場合にだけ有効ですので、その他の場合の確認方法ではありませんので、この点注意してください。
確認をする場合には、
リクエストする書類に、
自分の名前、住所、誕生日、パスポート番号、パスポート発行国、出国日、その他関連する情報を書き、
”Please inform me whether my depature was recorded.”と記載してください。
その上で、リクエストの書類を以下の住所に送ってください。
宛先: U.S. Customs and Border Protection Air Sea Passenger Operations,
住所:Room 5.4D, 1300 Pennsylvania Ave., N.W., Washington D.C. 20229.
今後は、出国にも注意を
「入り鉄砲出女」といいますが、最近まではアメリカは出国にはあまり興味がなかったので、「入り鉄砲」状態でした。
しかし、今後は「出女」にも注意を払っていくということなので、出国の際も気をつけてください。また、空港によってはコンピュータ化された出国お助けシステムが試験的に導入されているところもありますので、ぜひ活用してみてください。
それでは次回また新しいトピックを考えていきたいと思います。
それまでさようなら。
*I-94はその後オンラインに変更されました。
関連リンク https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home
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