H-1Bビザの新規申請

March 29, 2007




 
Hビザの新規申請はご存じの方も多いと思いますが、8万5千件(従来の6万5千件およびアメリカの大学院卒業程度の外国人の枠2万件)の制限枠が設けられており、今年の10月1日から発効するHビザの枠に対する申請の受理開始がこの4月1日から開始されます。今年は数日でこの枠が埋まってしまうのではないかと言われていますので、4月1日(正確には月曜日である4月2日)に申請書類一式が到着することが望ましいと思われます。申請を予定されている方々は、以下のいくつかの点について最終的に確認しておいてください。
今年の重要な変更点に、送付先の住所の変更が挙げられます。
すなわち、バーモントとカリフォルニア州へ書類を送ることになっているのですが、今年から新規申請分の送付先が変更されました。従来の住所に送付をすると、受理されませんので、必ず移民局のサイトなどで、送付先を確認しておいてください。
法律事務所も見落としている可能性があるポイントですので、もし弁護士に委任をしているのであれば、必ず送付前に確認を促すと良いでしょう。
申請にかかる費用ですが、小切手の振出先はthe Department of Homeland Security or U. S. Citizenship and Immigration Servicesになっていなくてはなりませんし、振出日は6ヶ月以内でなくてはいけません。
また、金額についても確実に、必要な費用全額をカバーするだけの小切手でなくてはいけません。
必要な費用は
①申請料190ドル、
②雇用主が払うACWIA費(雇用主によって750ドルか1500ドルと異なるので注意。また、雇用主が支払わなければならない点にも注意)、
そして
③詐欺等防止協力費が500ドル必要となります。
さらに、プレミアム・プロセッシングを利用する場合は1000ドル必要となります。
できれば、一つ一つの費用を別々のチェックで用意するのが望ましいです。
プレミアム・プロセッシングを利用されることを予定している場合、必ずフォームは2006年8月28日に改訂されたフォームを利用してください。それ以前のバージョンのフォームを利用することはできませんし、受理されません。
それからHビザなど非移民ビザによく使われるI-129のフォームなどに記入漏れがあると、受理不受理が移民局の裁量となってしまい、申請書が送り返されてしまう可能性がありますので、その点十分注意して申請書類を完成させてください。
それではHビザ申請を考えられている皆さんの申請がうまくいくように心から願っています。また次回新しいトピックを考えていきましょう。


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作成者: jinkencom

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