ご無沙汰しております。早いところでは8月の上旬からアメリカの学校は新学期が始まり、学校生活のペースがつかめてきた頃かと思います。私の子どもたちの学校でも先日Back to school nightが行われました。担任の先生から、カリキュラムなど説明を受ける保護者にとっては大切な行事です。
さて今日は、日本の小学校の体験入学についてお話したいと思います。
アメリカの夏休みは、6月〜8月までと非常に長いです。アメリカ在住の方は、夏休みに一時帰国される方が多くいらっしゃいます。
私たちもこの期間を利用して子どもたちと一時帰国しているのですが、そのときに日本の公立小学校に体験入学させてもらうことが一時帰国の大きな目的の1つです。幸い、私の出身地は外国に住んでいる日本人の子どもの短期間の受け入れを行ってくれているため、毎年同じ小学校に数週間通わせてもらうという貴重な経験をさせてもらっています。
※体験入学については、受け入れは行っているところ、行っていないところ、いろいろだと思います。それぞれの自治体の教育委員会に問い合わせてご確認ください。
アメリカの学校のやり方に慣れてしまっている私が感じたことをいくつかご紹介します。
1.連絡帳について。
連絡帳というものがまだあることに驚きました。アメリカだと基本的に先生とはEメールでのやりとりなので、とても楽です。日本もそうしたらいいのに・・といろいろな問題があるでしょうから簡単に言えることではないのでしょうけど、Eメールで連絡がとれるのはとても簡単です。
2.お便りが多い!
アメリカでは週に1度だけ、先生からプリントされたニュースレターが送られてきますが、日本では毎日のように何かしらお便りを持ち帰ってきていたように思います。みなさんどうやって管理さえているのでしょうか。
3.宿題も多い!
アメリカでは宿題は多くありません。学年が上がるにつれ、少しずつ内容も難しく、量も増えていきます。
例えば、1st Gradeは、毎日本を読み(短い絵本でOK)そのタイトルを1日最低1つプリントに書く、というものです。年間通してこれだけです。
それに比べ日本の1年生は音読、算数プリントにひらがな練習、ときには日記など、忙しいですね!夏休みの宿題がないなんていいなあとうちの子どもたちはよく言われていました。
4.日本の小学生は大変!
上で書いた宿題もそうですが、荷物がたくさん入ったランドセルを抱えて通学する小学生は本当にえらいですね。さらに体育着やらプールの用意やら、大荷物です。
自分の荷物を自分で管理することはいい教育だと思いますが、ただでさえあの暑い中歩くだけでも大変なのに、あの荷物を背負って学校と行き来する子どもたち、たくましいですね。私の子どもたちも顔を真赤にさせて帰宅していました。
アメリカでは基本的に、お弁当とおやつしかリュックの中に入っていません。重くなるのは図書館に行って本を借りた日だけです。なので日本であの大荷物を背負って歩くということはうちの子どもたちにとっては修行のように感じたかもしれません。
5.ほかの保護者に会う機会があまりない。
アメリカでは基本的に保護者が学校に送り迎えするため、毎日ほかの保護者に会います。日本では子どもたちは自分で通うので(我が家はまだ道に慣れていないこともあり、送っていっていました。)その保護者の方々には学校行事がない限り会う機会が少なくなりますね。
大きく感じたのはこの5点です。うちの子どもたちはアメリカの学校との違いに戸惑いながらも楽しい体験入学をさせてもらい、たくさんの思い出を作れました。受け入れていただいた学校には本当に感謝です。
体験入学に興味がある方は、自治体のウェブサイトで確認するか、もし情報が載っていなければ教育委員会に問い合わせてみてくださいね。