じんけんコム会員の皆さん、こんにちは。皆さんは元気にされていますか。
じんけんの掲示板でもいろいろな質問が飛び交っていますが、できればご自身の経験談もどんどん書いていただけると皆さんの役に立つのではないかなと思います。皆さんのご協力をお願いします。
私が答えているだけでは私にとってはあまりおもしろくないですし、いろいろな方のいろいろな経験談を知ってみたいと思っているのです。
さて、今回は昨日移民局から発表された学生ビザに関する話題を考えていきましょう。
まず、学生ビザがスポットライトを浴びている理由は、間違いなく2001年の9月11日に起こったテロの事件です。
このテロ事件にかかわった2名の者が、フロリダの航空練習学校において観光ビザ(Bビザ)から学生ビザ(Fビザ)に非移民ビザのステータスを変更していたからです。
このステータスの変更は通常の業務では非常に時間がかかりますが、このケースでも10ヶ月以上かかっていたようです。
9月11日以降も、このケースファイルを見つけることができず、結局事件から6ヶ月経ってから、この学校に変更許可通知が届いたそうです。
今回、この2名のテロ関係者がアメリカへの入国を何度も繰り返していたようですが、移民局は入国審査に問題があったとは判断していません。ただ、入国に関して書類の検査を厳しくすることが必要であるということを発表しています。
現在、試験的にSEVISというオンラインシステムを使い、外国人学生の情報を管理していますが、この情報管理システムは非常に有益であり、現在の紙をベースにしているシステムに取って代わるべきシステムであることも明記しています。
このSEVISと呼ばれるオンラインシステムを有効に活用するには、移民局の職員の教育も必要だが、各学校に更に厳しい規制を課していくことが必要であると結論しています。
今回のレポートは100ページ以上に上る量ですが、これから学生ビザをトラッキングするシステムや各関係者への法的拘束などが厳しくなっていくことが明らかです。現在は、はっきりした法律はありませんが、移民局内でのルールづくりはこれから活性化してきますので、逐一じんけんでもご報告させていただきたいと思います。
それではまた次回まで。
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