June 25, 2007
ブッシュ大統領が移民法改正に向けてプッシュを続けていますが、共和党内で意見が割れているので、どのようになるか直近の政治から目が離せません。不法移民を合法化することを掲げている点が議論の中心となっていますが、どのような方向で結論がでるのか、興味がある方も多いのではないでしょうか。
さて、今回は各国の米国大使館において、ビザの発給に関する待ち時間についての情報をご提供したいと思います。
このじんけんニュースをお読みの方は、在日アメリカ大使館または領事館で非移民ビザを申請される方がほとんどだと思います。夏は渡航者が多いので、ビザの申請にしても計画的に行う必要があると思います。
また、配偶者の方が日本人以外の方である場合など、外国でビザの申請をする場合、各国の状況によってばらつきがありますので、ある程度余裕を持ってビザの申請を考えてください。
また、ビザ申請の際のシステムの変更も考えられていて、指紋の採取も行われる可能性があり、新システムが遅滞を招くおそれもあることを覚えておいてください。各国のアメリカ大使館ではウェブサイトが用意されていますし、各ビザの重要な情報や必要書類等は確認できますので、必ず申請を考え始めたときには参照されてください。
過去に犯罪歴がある場合などは、ビザの申請が遅滞するおそれもあります。
すなわち、どのような犯罪歴があるのかなどを、関係機関に問い合わせるからです。このプロセスが必要なケースでは、通常の審査時間に加え一ヶ月程度時間が加算されることになりますので、その点も注意が必要です。
現在、東京のアメリカ大使館では、Bビザ(一時的な訪問ビザ)、Fビザ(学生ビザ)等の面接の日程をスケジュールするのに14日間程度かかり、面接後、ビザの発給まで2日間程度かかるということですから、健康的にプロセスが行われています。もちろん、これらの期間にさらに祝日の分などを加えて考えなくてはいけません。
さらに、特殊なビザ、たとえば、フィアンセビザ(Kビザ)などを考えられている場合には、通常の待ち時間が適用されませんので、大使館・領事館に問い合わせ、十分な時間の余裕をもたれる必要があると思います。
在日本のアメリカ大使館・領事館での非移民ビザの審査は健康的ですが、他の国にあるアメリカ大使館・領事館では相当に時間がかかっています。その現実をいくつかここでご紹介したいと思います。
ビザ発給で時間がかかるワースト5は以下の通りです。
第5位はドミニカ共和国のサントドミンゴで73日、第4位はブラジルのリオデジャネイロの93日、第3位はハイチの125日、第2位はベネズエラのカラカスで、130日、そしてワースト1はキューバのハバナでなんと780日もかかるというデータがあります(2007年6月1日)。
ですので、日本以外の国で、ビザを申請しなければならないという事態が生じる場合には、早めにどの程度の審査時間がかかるのか、確認されてください。
それでは、また次回新しいトピックを考えていきたいと思います。次回までさようなら。
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