米国ビザボンド制度について

B-1/B-2観光・商用ビザに保証金支払い義務

発表日:2025年12月17日(最終更新)
当サイト掲載日:2026年2月5日


🔷 重要ポイント

日本、韓国、中国本土、台湾の国籍者はビザボンド対象外であり、従来通りの観光・商用ビザ申請が可能です。

この制度は13カ国のみが対象で、東アジア主要国・地域は含まれていません。


■ 要約

米国国務省は、ビザ超過滞在率が高い13カ国の国籍者に対し、B-1/B-2観光・商用ビザ申請時に保証金(ビザボンド)の支払いを義務付けています。

これは「ビザ発給停止」ではなく「保証金支払い制度」であり、保証金を支払えばビザ発給が可能です。

■ ビザボンド制度の概要

📋 基本情報

項目内容
対象ビザB-1/B-2観光・商用ビザのみ
対象国数13カ国
保証金額$5,000、$10,000、$15,000(面接時決定)
法的根拠移民国籍法第221条(g)(3)、暫定最終規則
判定基準国土安全保障省のビザ超過滞在率データ

🎯 制度の性質

  • 国籍による制限(パスポート発行国基準)
  • 保証金支払いでビザ発給可能(ビザ発給停止ではない)
  • 条件遵守により保証金は返還される
  • 申請地に関係なく適用(世界中のアメリカ領事館で適用)

🔷 東アジア主要国・地域への影響

✅ 対象外の国・地域

以下の国・地域の国籍者はビザボンド対象外です:

  • 🇯🇵 日本
  • 🇰🇷 韓国(大韓民国)
  • 🇨🇳 中国本土(中華人民共和国)
  • 🇹🇼 台湾(中華民国)

これらの国・地域の国籍者は従来通りの観光・商用ビザ申請が可能です


■ 対象となる13カ国

🔴 ビザボンド対象国(実施日順)

実施日対象国
2025年8月20日マラウイ、ザンビア
2025年10月11日ガンビア
2025年10月23日モーリタニア、サントメ・プリンシペ、タンザニア
2026年1月1日ブータン、ボツワナ、中央アフリカ共和国、ギニア、ギニアビサウ、ナミビア、トルクメニスタン

🌍 地域別分類

地域対象国
アフリカボツワナ、中央アフリカ共和国、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、マラウイ、モーリタニア、ナミビア、サントメ・プリンシペ、タンザニア、ザンビア(11カ国)
アジアブータン、トルクメニスタン(2カ国)

■ 保証金システムの詳細

💰 保証金額

金額決定方法
$5,000領事面接時に決定
$10,000領事面接時に決定
$15,000領事面接時に決定

📝 手続きの流れ

  1. ビザ申請・面接 → 通常通り実施
  2. 領事官による保証金額決定 → $5,000〜$15,000
  3. DHS Form I-352提出 → 国土安全保障省指定書式
  4. Pay.gov での支払い → 政府公式決済サイト
  5. ビザ発給 → 保証金支払い後

⚠️ 重要な注意事項

  • 保証金支払いはビザ発給を保証しない
  • 領事官の指示前の支払いは返金されない
  • 第三者サイトでの支払いは認められない
  • 政府公式システム以外での損失は自己責任

■ 入出国制限

🛂 指定空港での入出国義務

ビザボンド対象者は以下の空港でのみ入出国可能:

空港コード所在地
ボストン・ローガン国際空港BOSマサチューセッツ州
ジョン・F・ケネディ国際空港JFKニューヨーク州
ワシントン・ダレス国際空港IADバージニア州

🚫 違反の影響

指定外空港の使用は以下のリスクがあります:

  • 入国拒否
  • 出国記録の適切な処理不備
  • 将来のビザ申請への悪影響

■ ボンド違反と保証金没収

💸 保証金没収となる条件

違反内容詳細
滞在期限超過許可された期日を過ぎての滞在
滞在期限後の出国期限後の出国(記録上は超過滞在)
ステータス変更申請非移民から他ステータスへの変更
亡命申請米国内での亡命申請

🔄 保証金返還の条件

  • 滞在期限内での出国
  • 指定空港からの出国
  • ステータス変更申請を行わない
  • その他ボンド条件の遵守

■ 他の制限措置との違い

制度ビザボンド大統領令第10998号移民ビザ停止
対象ビザB-1/B-2のみ非移民・移民両方移民ビザのみ
対象国数13カ国39カ国79カ国
措置保証金支払いビザ発給停止ビザ発給停止
理由超過滞在率安全保障公的給付依存
回避方法保証金支払いなし(例外除く)なし(例外除く)

■ 日本国籍等の方への影響

✅ 影響なし

以下の方々はビザボンド制度に一切影響されません

  1. 🇯🇵 日本国籍者 → 保証金不要
  2. 🇰🇷 韓国国籍者 → 保証金不要
  3. 🇨🇳 中国国籍者 → 保証金不要
  4. 🇹🇼 台湾国籍者 → 保証金不要
  5. 移民ビザ申請者(全国籍) → B-1/B-2以外は対象外
  6. その他非移民ビザ申請者 → 学生、就労ビザ等は対象外

📊 対象13カ国の特徴

  • アフリカ中心(11カ国)
  • 小規模国が多数
  • ビザ超過滞在率が統計的に高い
  • 東アジア・欧米・南米主要国は含まれず

■ 出典・参考資料

米国国務省(U.S. Department of State)

「Countries Subject to Visa Bonds」

最終更新:2025年12月17日

🔗 公式発表ページ(英語)

関連資料

🔗 暫定最終規則(連邦官報)

🔗 国土安全保障省 超過滞在報告書


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