October 17, 2005
アメリカ下院は移民関連の申請費用の値上げについて可決しました。まだ法律にはなっていませんが、現在の動向を知っておいて頂きたいと思います。そこで今回のじんけんニュースはこのトピックを取り上げていきたいと思います。
まず、Lビザ(企業内移転ビザ)についてはドラスティックな値上げとなりますので、最初にご紹介します。上院に提出される時期ははっきり決まっていませんが、L-1ビザの申請に関して、申請費用が1500ドルになることが少なくとも下院では決定しました。 この値上げが適用されるのは、L-1 ビザ一括申請、L-1の初期申請、そしてL-1の第1次延長分です。この議案となっている値上げ分の増収については、特定のプログラム等に使われるわけではなく、国庫に帰属するということになります。政府の予算が足りないということを受けて、議会はビザ申請にしわ寄せを持ってくる形になります。私には信じられませんが、このようにビザによって申請費用を大幅に変えることがアメリカにとってメリットになるのか、不明です。この議案の動向は注目していきたいですね。
次に、現在の申請費用の値上げについて、移民局は2005年10月26日から新しい費用チャートを適用していきます。平均10ドルの値上げとなります。
この値上げはインフレに対応するという理由に基づきます。前回の値上げは2004年の4月でした。そのときにはセキュリティー上の理由ということを言っていました。詳細の値上げについては2005年の10月1日に公表されました。この値上げ分を含めて、移民局に支払われる費用は移民局の運営に使われています。この点につき、移民局は390万件あった遅滞した申請案件を、最近では110万件に減らした、ということを強調しています。まあ、移民申請のために本当に使われるのであれば、それは良いことかもしれませんね。
今回はお金の話でしたが、また次回新しいトピックを考えていきたいと思います。
それでは次回までさようなら。
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